うちもそうでしたが、子どもが大学に進学するために学習塾に通わせたり
大学の学費などをかなりの額が必要になりますよね
高校無償化が実現して、学費の負担がすこーし楽になったかもしれませんが
いい大学に入るために進学塾に年間30万円から100万円が必要と言われています。
また、青春時代である高校生活の時間の大半を塾で過ごすよりも
部活やバイト・ボランティアなどいろんな活動をした方が有意義な気もします。
(もちろん行きたい大学があって努力することも素晴らしいです)
本当に大学に進学することが大切なのでしょうか?
この記事は以下の動画を参考に、玉那覇パイセンの意見も踏まえて紹介してます。
【お金のニュース】「高卒人材」の需要が増加中。大学進学は小金持ちになるための必須の選択肢ではない【リベ大公式切り抜き】https://www.youtube.com/watch?v=b76xfzCod6g
結論:高卒で働いたお金を投資に回すことで、65歳には5,000万円の資産を作ることもできるよー!
はじめに:高卒人材の需要が急速に高まっています。
「大学に行くのが当たり前」という考え方が長く日本社会に根付いてきました。しかし、最近の就職市場では、高卒人材の需要が急速に高まっています。
日本経済新聞によると、2025年度の採用計画では、高卒採用が前年比19.9%増となり、大卒採用の15.6%増を上回りました。高卒採用の伸び率が大卒を上回るのは、実に27年ぶりのことです。これは単なる一時的な現象ではなく、将来的にも続く可能性がある大きなトレンドと言えるでしょう。
高卒採用が増加している背景
なぜ企業は高卒人材の採用を増やしているのでしょうか?主な理由は以下の通りです:
- 慢性的な人手不足:少子高齢化が進む日本では、若い労働力が全体的に不足
- AI代替が難しい現場職の重要性:サービス業や建設業を中心に、人の手による作業が不可欠な職種での人材確保が急務
- 若い人材の希少価値の上昇:若年人口の減少により、若くて体力のある人材の価値が高まっている
経済の原則として、希少価値の高いものは高く買われます。高卒人材の争奪戦はますます激しくなることが予想されます。
賃金トレンドから見る高卒人材の価値上昇
高卒人材への需要増加は、賃金にも反映されています。24年から25年の初任給賃金上昇率を比較すると:
- 高卒の賃金上昇率:6.7%
- 大卒の賃金上昇率:6.3%
実は高卒の方が賃金上昇率が高いのです。この傾向は、現場で働ける若い人材の価値が高まっていることを示しています。

教育費の現実:大学進学にかかる費用
人生の3大支出と言われるのは「住宅費」「教育費」「老後生活費」です。特に教育費は子ども1人あたり約1,000万円と言われ、大学進学費用はその大きな部分を占めます:
- 国公立大学:約500万円
- 私立文系:約700万円
- 私立理系:約800万円
これだけの費用をかける理由は、一般的に「高卒と大卒では生涯賃金に大きな差がつくから」と考えられています。確かに統計によると、男性の場合、高卒と大学卒では3,000万円もの生涯賃金の差があります。
生涯賃金(定年まで、退職金を含めない)は(図 21-3)、男性は高校卒 2 億 5 千万円、大学
卒 2 億 8 千万円、女性は高校卒 1 億 9 千万円、大学卒 2 億 3 千万円となる。学歴が高まるにつれて就業年数は短くなるが賃金水準が高くなるため、結果として生涯賃金が多くなる。
労働政策研究・研修機構(JILPT) ユースフル労働統計2024 より引用
シュミレーションしてみましょう 高卒ですぐ働くと?
ちょっとシュミレーションしてみましょう
高校卒業後すぐに働き始め、実家から通勤するケースを考えます。
- 年収:250万円(手取り200万円)
- 実家に生活費として月5万円を入れる
- 年間100万円を貯蓄
- 4年間で貯めた400万円を新NISA(年利7%)で投資し、その後は使いきる生活
この場合、65歳の年金受給開始時点では、投資した400万円が約8,000万円に膨れ上がっています。しかも、新NISAのおかげで税金はかかりません。
これは、投資の「複利の力」を示す典型的な例です。早く稼ぎ始めて早く投資することで、大卒との資産格差を埋めるだけでなく、場合によっては大きく上回ることができるのです。
さらに進学を前提としないので、高校3年間で学習塾へ通った費用を貯蓄して
年額 30万円×3年間=90万円も元本に加えると・・・
65歳の年金受給開始時点では、投資した400万円が約9,600万円になります!
もうしつこいですね(笑)
大学進学と早期就労それぞれのメリット
ここで誤解しないでほしいのは、「大学に行く意味がない」と言っているわけではないということです。大学進学と早期就労、それぞれにメリットがあります。
大学進学のメリット
- 統計的に見て生涯収入が高くなる可能性
- 特定の職業(医師、学者、官僚など)には必須の学歴
- 就職先の選択肢が広がる
- 何をしたいか分からない場合の「潰しが効く」選択肢
早期就労のメリット
- 早く経済的自立ができる
- 学費という大きな負担がない
- 現場経験を早くから積める
- 早期投資による資産形成が可能
- 奨学金という「借金」を背負わずに済む
自分に合った選択をするために
最も大切なのは、「みんながしているから」という理由で大学進学を選ぶのではなく、自分の価値観や目標に合った選択をすることです。
資産形成の鉄則として、「みんながするから自分もする」という考え方では一生お金は貯まりません。大学進学も同様で、自分の目標や状況に合わせて判断すべきです。
特に以下のような場合は、大学進学以外の選択肢も真剣に検討する価値があります:
- 大学進学費用を捻出するのが難しい家庭
- 明確なキャリア目標があり、大学を経由しなくても達成できる場合
- 早く社会に出て経験を積みたい強い意志がある場合
- スキルベースの職業(プログラマー、ウェブデザイナーなど)を目指している場合
最終的には、本人の意思が最も重要です。親としては、子どもが自分に合った選択ができるよう、多様な選択肢があることを伝え、一緒に考えることが大切でしょう。
大学に行かないと幸せになれないわけではありません。高卒でも十分に幸せで豊かな人生を送ることができます。時代は変わりつつあり、今は昔よりも多様な選択肢があるのです。
この記事が、高校生とその親御さんにとって、進路選択を考える上での一助となれば幸いです。何が正解かは人それぞれ。自分軸で判断し、自分に合った道を選ぶことが大切です。この話は以下の動画を参考にしてます。
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